ゴールが分からなくなった・・・

まつだ整骨院

2018年09月15日 21:18

最近猫を飼い始めた まつだ整骨院 交通事故治療担当の松田です。



昨日来院されたむち打ちの患者様、

事故の日からおよそ3か月、頑張って治療に通った甲斐もあり、9割がた治ってきている。

そこで、

治療の終了がいつになるか?

という話になった。


患者様 「もうそろそろ治療も終わりでしょうか?」

私 「そうですね、そろそろ良さそうですね」

患者様 「ところで、ここまで治ったら終わり!みたいな基準ってあるんですか?」 

私 「身体が、100%事故前の状態に戻ったら完治で終了ですね」

患者様 「100%かぁ・・・」

私 「今何%治ったと感じていますか?」

患者様 「90%くらいかな?」

私 「残りの10%は?」

患者様 「首の重だるさが残りますね」

私 「それは事故前には無かった重だるさですか?」

患者様 「事故前にも少しはあったかもしれません・・・」

私 「その首の重だるさで、日常生活や仕事において困っていることはありますか?」

患者様 「そんなにありませんが、強いて言えばデスクワークがはかどらないような・・・」

私 「それは事故前にはなかったことですか?」

患者様 「どうだったかなあ~~? 事故前も時々はかどらないことは有ったような・・・」

私 「事故前と比べて、どのくらいはかどらないか、具体的に言えます?」

患者様 「う~~ん・・・具体的にとなると難しいですね・・・」

私 「ところで、この首の重だるさが100%治るまで頑張りたいと思いますか?」

患者様 「前からあったかもしれないので、100%は高望みのような気もします・・・」

と、こんな感じの会話のながれでした。


このように、治療が長くなってくると、患者さん自身治療のゴールが分からなくなってきます。

『事故前の身体の状態』がゴールなのは間違いありませんが、時が経つと、その状態を忘れてしまうわけです。

そうなると、何となくスッキリしないまま治療を終える形になります。


スッキリ納得する為には、事故前の体の状態と現在の状態とを、客観的に比較できたら良いわけです。

そこで、『事故前の状態』を、出来るだけ早い段階で記録することをお勧めします。

日記やメモ帳に書き記すと良いですよ。

〇月〇日:首の痛みで夜間3回目が覚める。事故以前は目が覚める事はなかった。

〇月〇日:職場で10㎏の荷物を運ぶ際に、腰の痛みで途中一旦荷物を降ろして休憩した。事故前同じ作業の際にも腰に痛みは感じたが、休むことなく運ぶことが出来ていた。

と言う風に。

事故直後だったら、まだ事故前の状態を覚えていますからね。

こういった手記を残しておくと、後々ゴールの手掛かりになります(^^♪


それにしても、こちらの患者様には初検時に、

メモを取るようにアドバイスしていたはず・・・。

聞いてみたところ、

「・・・忘れてました」


チクチク言っておくんだった(゚Д゚;)

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